アケコンでスト6をプレイしていて悩まされていたのが跳ね戻りによるジャンプの暴発。特にしゃがみガードから反撃する際に起こることが多くて、確定を逃す場面がたびたびありました。
何か解決方法はないものかと調べたところ、入力の感度を調節できるレバーがあるとのことで試してみることに。購入したのは三和電子の「JLX2-TPML-8YT-SK」です。
三和のレバーは追加のカスタムパーツで色々な調整ができるので、ついでに色々いじってみます。
結論:跳ね戻り対策が目的ならかなりアリ。カスタム次第で操作性も大きく変わる
三和電子の「JLX2-TPML-8YT-SK」は、跳ね戻りによるジャンプ暴発に悩んでいる人にとって、かなり効果のあるレバーでした。
デフォルト状態でも跳ね戻りはほぼ発生せず、さらにカスタムパーツを組み合わせることで、
- 歩きガードの速度向上
- 咄嗟の昇竜入力の安定
- 自分の癖に合わせた細かい調整
といった恩恵も得られます。
「ジャンプが勝手に出る」「自分好みの操作感に調整したい」といったアケコンユーザーなら、一度試す価値は十分あるレバーだと感じました。
購入したもの

三和電子のJLX2-TPML-8YT-SKとほぼ全てのカスタムパーツを購入。
格ゲーでは絶対に使わないと思った丸形ガイド(紫)と、本体に付属している黒のパイプは未購入です。
画像には載ってませんが新しいレバーボールも買ってます。

箱はおそらく新品で梱包も丁寧でした。商品説明に”業務用”って書いてあったので、何となく梱包は雑なものだと思ってました(失礼)。
ちなみに購入先は楽天の三和公式ショップです。
レバーを交換
早速交換に取り掛かります。使用する道具はプラスとマイナスのドライバーのみ。
まずは裏のネジを外して蓋を開けます。

ちなみに現在使用しているアケコンはHORIのRAPv3。別のアケコンでも基本的な作業は同じです。
取り外しの手順

アケコンによっては取り付ける方向が違ったりするみたいなので、①の端子の位置は覚えておきましょう。作業前に写真を撮っておくと安心です。
- 右上の端子を外す
- ツメが引っ掛かっているので、マイナスドライバーで持ち上げて外します
- 窪みにマイナスドライバーを刺して固定した後、レバーボールを回して外す
- 取り外しの際はシャフトカバーの落下に注意(1敗)
- 4箇所のネジを外す
1~3は順不同ですが、ネジは最後に外した方が作業が楽です。

無事取り外しが完了

取り外したレバーとパーツ一式。最新のRAP Pro.V HAYABUSAはHORIオリジナルのレバーになってますが、古いモデルには三和のJLF-TP-8YT-SKが採用されていたようです。
今まで見えてる部分しか掃除してなかったので汚い…

JLX2-TPML-8YT-SKと比較。並べてみると形状はほとんど変わってませんね。
取り付けの手順
取り付けは下の図の手順で行います。

- 中にワッシャーを置く
- 本体をネジ止め
- 外側にワッシャーをはめる
- シャフトカバーをはめる
- レバーボールを装着
基本的に取り外しの逆の手順でOKです。

中のワッシャーを忘れるとやり直しが面倒なので要注意。

本体は向きを間違えないように取り付けます。

取り付け完了。中のパーツを交換しただけなので外観はほぼ変化なし。
ここまで特に難しい作業はありませんでした。
レバーの感触
触ってみてまず最初に感じたのはとにかく静か。スイッチが押されている感は全くなく、パイプがガイドに当たっている音しかしません。
交換前はスイッチの”カチャカチャカチャ…”と高い音がしていたのですが、換装後は”ゴリゴリゴリ…”って感じの低めの音に変化。音量は集合住宅の夜でもお隣を気にせず使えるレベルだと思います(たぶん)。
あとレバーが軽いです。正直少し軽すぎるくらい。
技が出にくいとかはありませんが、倒した時のスイッチ音が無くなった影響もあり、入力時の手応えが薄いです。交換直後は特に前ステやバクステの入力に違和感がありました(後述のバネを変えたことで多少マシになった)。
一番の懸念点だった跳ね戻りはデフォルトの状態で全くと言って良いほど発生しません。跳ね戻りの対策だけなら感度等の調整は不要だと思います。
カスタムパーツを試す

三和のレバーはカスタムパーツによって自分好みの使用感に変えることができます。
跳ね戻りは解消されて既に目的は果たせていますが、折角購入したので一応試してみました。
カスタムパーツの交換方法
ガイドの交換

4箇所のツメを押し込んでプレートを外す

透明で見づらいですが、丸で囲った部分のツメを押して中のガイドを取り外します

ガイドとプレートに分離

プレートに好きなガイドを取り付けて完了
パイプ、バネの交換
パイプとバネの交換はシャフト先端のEリングを外す必要があります。今回の作業で一番面倒だったのがココ。

Eリングの隙間にマイナスドライバーを差し込み、テコの原理で取り外します。あまり力を入れ過ぎるとリングが吹っ飛んでいくらしいので注意(0敗)。
Eリングを外すとシャフトの支えがなくなり、ストンと落ちちます(1敗)。2回目以降は棒を股間で挟みながら外してました。

Eリングを外した後は、パイプとバネをそれぞれ好みのパーツに交換。

交換後は再びEリングを取り付け。シャフトが落ちない程度に指で軽くはめた後、ドライバーの裏側で押し込みます(指だけでは無理でした。公式ではラジオペンチが奨励されてます)。

最後にガイドプレートを元に戻します。
プレートはツメの位置を合わせてパチっとはめるだけです。
各カスタムパーツと自分の調整を紹介
一通りパーツを試してみて、個人的に最もバランスが良かった組み合わせは以下。
ガイド:青
バネ:紫
パイプ:青
感度:上を4、後は全て3(デフォルト)
各カスタムパーツの紹介と選んだ理由を語っていきます。
ガイド

多分格ゲーには不要だと思う
パイプが当たる部分。ガイド毎に形状が異なり、入力の感覚が変化します。
黄(八角)
8方向にレバーを止められるガイド。一つ一つの入力をしっかり行うことができます。
他にない特徴として斜めの補助があり、特に昇竜コマンドの斜めが抜けやすい人には良い…かもしれません。
個人的には合いませんでした。四角ガイドの感覚で操作すると波動コマンド入力時に斜めが抜けやすかったです。

若干大きく回さないと斜めが認識されません
極端ですが上の図のようなイメージです
慣れたら改善するかもしれませんが、そこまでして使用するメリットを感じなかったためお蔵入り。使うまでは第一候補だっただけに残念でした。
青(四角改Ⅱ型)
左右or上下にレバーがハマるようになるガイド。窪みが横方向にくるように取り付けました。
SAの入力時、斜めでボタンを押してしまう人におすすめ。入力を横方向できっちり止められるためミスが減ります。

実際に青ガイドに交換してから、以前は若干ミスがあった「焦った場面での昇竜→SA3」が確実に出るようになりました。
影響としては小さいかもしれませんが、他の操作は今までの四角ガイドとほぼ変わらず、上記のメリットだけを享受できる個人的にベストなガイドでした。ここは今後も変えないと思う。
赤(四角改Ⅰ型)
青ガイドの窪みが上下左右の4方向にあるガイド。
左右に関しては青と同様。違いは上下の窪みですが、下の窪みのせいでレバーが下を通過するたびに引っかかりを感じ、むしろ振り向き昇竜等の邪魔になってました。スト6では特に上下で止める必要性も感じなかったので赤も除外。
そんな訳でガイドは青に決定。ここは全く迷いませんでした。
バネ

レバー入力の重さを変えるパーツ。
標準のバネだと軽すぎて誤入力が発生していたので、少し重さを出すためにバネに変えることにしました。
荷重①
倒し始めの荷重。
1.5以上だと重すぎて、長時間プレイしていると腕や指が疲れてきます。この時点でまず青と赤は除外しました。
荷重②
倒し切った時の荷重。
値が大きいとニュートラルへの戻りが早くなり前ステやバクステが素早く出せるようになりますが、反発力が上がるぶん、跳ね戻りは増えてしまいます。
2になると跳ね戻りが無視できない頻度で発生したので、ここで黄色も脱落。
なのでバネは最も悪影響が少なかった紫を採用しました。ベストではないけど仕方ありません。入りの重さは1.3の黄色の感触が良かったので、「荷重①:1.3、荷重②:1」のものがあれば理想でした。
パイプ&感度調整

パイプの太さを変更することで入力スイッチに触れるまでの距離を調整できます。太くなるほど入力が速くなり、歩きガード等がやり易くなる一方で、跳ね戻りや暴発が増加します。
スト6において特に影響が大きいのが歩きガードの速度。パイプを太くすると体感できるレベルでガードが早くなり、今まで喰らっていた飛び道具や立ち回りの通常技をガードできる回数が増えました。

中間距離で不意に飛んでくるOD豪波動拳をガードできた時
カスタム前は結構喰らってました
今回のレバー交換は跳ね戻りの解消が主で、正直カスタムパーツはオマケ程度に考えいたのですが、パイプの変更による歩きガードの恩恵が想像以上だったので、ここから多少の跳ね戻りは許容して、できるだけパイプを太くする方向にシフトしました。

動作位置が近くなることで動かす範囲が少なくて済みます
後ろ歩きからの昇竜なら上の図のようになるイメージです
まず赤は流石に許容できないレベルで跳ね戻りが発生したので除外。逆に白以下はあまり効果を実感できなかったため、パイプは青を採用し、跳ね戻りは後述のレバー側で調整することにしました。
感度調整
「JLX2-TPML-8YT-SK」はスイッチのつまみの方向を変えることで入力の感度を調整できます。

今回は青のパイプ(と紫バネの反発力)による跳ね戻りが増加した分を、上方向の感度を上の図の④に落とすことで軽減しました。

レバーの方向と逆側のつまみを変更します
(上方向を調整する場合は下のスイッチ)
さらに動作位置が遠くなる⑤も試してみたのですが、感度が落ちすぎて逆にジャンプしたい時に出ないことがあったので、最終的に「上を④、他は③(デフォルト)」で落ち着きました。
④だとジャンプが暴発することもあるにはあったのですが(100戦ほどプレイして2,3回ほど)、それよりも歩きガードの速度の方が優先度が高いと感じたので、しばらくはこの調整でプレイしてみます。
換装した感想
当初の目的だった「跳ね戻りの防止」からは少し方向性が変わりましたが、結果的に歩きガードや咄嗟の昇竜がかなりやりやすくなり、大満足です。
交換前は「デバイスにこだわるより腕を上げる方が先だろう」と思ってました。それも間違いではないと思うんですけど、今は「デバイスで不利を背負わないためにも、むしろ下手なほどこだわった方がいいんじゃないか?」という考えに変わりました。そのくらい今回のカスタマイズによる効果は大きかったです。

マッチングの運もあると思いますが
特に今回紹介した三和のカスタムパーツは全て揃えても(他のデバイスと比較して)安価だし、アケコンを使っていて跳ね戻りや歩きガードの速度に不満がある人なら、一度試してみる価値は十分にあると思います。
JLX2-TPML-8YT-SKをおすすめできる人/できない人
こんな人におすすめ
- アケコンを使用していてジャンプの暴発に悩んでいる
- 歩きガードが遅く、飛び道具や牽制を食らいがち
- 自分の入力の癖に合わせて細かく調整したい
- カスタマイズに抵抗がなく、多少の作業が苦にならない
「ジャンプの暴発」「歩きガード」「咄嗟の対空・無敵技」に不満がある人は恩恵を感じやすいと思います。
あまりおすすめしない人
- レバーの軽さや手応えを重視している
- レバーの「カチャカチャしたスイッチ音」が心地よい人
- アケコンを分解・調整するのが苦手、または面倒
また、カスタムパーツを試し始めると「もう少し良くできるかも?」と沼にハマりやすいので、調整を楽しめないタイプの人には向かないかもしれません。
さがまん自分は昔、ミニ四駆を色々改造するのが好きだったので、今回の作業は結構楽しめました


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