ロマンシングサガ2のリメイク作品『ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン』を難易度オリジナルでとりあえず1周クリアしました。
(プレイした範囲で)知っておけば1週目のバトルが楽になる技や術、クラスをネタバレ少なめでまとめてみたので、今後新しくプレイする際の参考にしてみてください。
現在はベリーハードで2週目をプレイ中…記事にできるようなことがあればまた加筆修正していきます。
更新情報
2024/12.2 | 術の効果を修正 |
プレイ環境
Steam版を購入しました。
体験版でSwitch、PS4も動かしてみましたが、
Switch |
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・ロードが長い(15~20秒ほど) ・移動時のカクツキが目立つ |
PS4 |
・ロードが長い(体感Switchと同程度。HDD時) ・ファンがうるさい |
などの不満があったためSteam版を選択。
ロード時間はストーリーをクリアするだけなら許容できる範囲内ですが、ドロップ吟味など頻繁に読み込みが発生する場合にストレスを感じます。
持ち運びなどの利便性を重視するならSwitch版、ゲームプレイの快適さを重視するならPS5やSteam版。プレイスタイルに合わせて選択しましょう。
ちなみに私のPCは
- CPU:i5 9600K
- GPU:1660s
と決してハイスペックではありませんが、FHDで快適に動作しています。ロード時間はSSDで3~4秒程度。
全体的な難易度
私は原作ロマサガ2の知識が豊富ではなかったのですが、1周目から難易度オリジナルで問題なくクリアできるレベルでした。
原作とは違い「セーブして引き返せない…詰んだ…」といった状況が(ほぼ)ないため、ボスに負けたとしても引き返して準備を整えれば何とでもなります。(地上戦艦くらい?だと思いますが全滅→継承後に再戦可能)
1周目クリアで役に立ったもの
技は閃き運によって使える時期がプレイヤーごとにブレるためクラスと合成術に絞って紹介。
1週目は進行順を深く考えずにプレイしていたこともあり、①人魚イベント未完遂、②コムルーン火山爆発前に最終皇帝が登場してしまったため、「踊り子、サラマンダー、冥術なし」という条件における評価になります。
クラス
帝国猟兵(女)
でたらめ矢は序盤の貴重な全体攻撃。
原作とは違い暗闇などで妨害されなければ必中になったため使い勝手が向上。ウオッチマン戦で閃いておけば、雑魚戦の快適度が上がります。
アビリティが習得できるようになるとかく乱作戦の状態異常付与率アップが光る。
今作は雑魚~中ボスクラスの敵にはスタン、マヒ、睡眠などの状態異常が有効なことが多く、かく乱作戦で付与率を上げていけば大体の戦闘を優位に進めることが可能です。
ストーリーを進め七英雄などの状態異常が無効になるボス戦が増えてくると、アビリティの枠がひとつ無駄になってしまうのが難点。
極意化して他のクラスで使用した方が便利なため、中盤以降はパーティに入る機会が減っていきました。
器用さ依存の小剣と弓を無理なく併用できるのは利点なのですが、新クラスの踊り子がほぼ上位互換の性能を持っており、人魚イベントを完遂した場合はさらに存在感が薄まってしまいます。
帝国重装歩兵
サガシリーズを代表するみんなの盾役。
クラスというよりはアビリティ「オートパリィ」が目的。
効果は剣を装備していれば40%の確率で物理攻撃を無効化するというもので、難易度オリジナルでは雑魚敵でも一撃で倒れる攻撃を連発してくるため、無効化できた時の恩恵が大きいです。
陣形の狙われやすい位置にオートパリィ持ちを置くのは鉄板。
アビリティが解禁された後は早めに極意化しておきたいです。
帝国重装歩兵はアビリティが本体と言っても良いほどなので、オートパリィを極意化+皇帝にして陣形を習得した後はパーティに入る機会はほとんどありませんでした。
宮廷魔術師(女)
序盤から使用できる術クラスのひとつ。
全体的に水術の不遇さが目立つ今作において、得意術が「火+風」なのがゲームとマッチしています。
さらに光術のランクを上げていけば、有用な術を1体でかなり網羅できるのが強み。
アビリティが術の消費BP軽減とクセがないのも利点。
最序盤から使用できますが、クリアまで問題なく連れていけるクラスです。
格闘家
「ベルセルク+ソーモンの指輪」で序盤のエースとして活躍しました。
アビリティの技ダメージ上昇は汎用性に優れており極意化必須。
そして皇帝時に入手できる陣形「龍陣」もまた強力です。
龍陣は「先頭のキャラから順番に行動する」陣形で、先頭のキャラが敵より早く行動できれば、2番目以降のキャラも素早さに関係なく先制できるのが利点。
行動順が固定され戦闘の計算を立てやすいのも大きく、特別な理由がない場合はとりあえず龍陣を軸に進めていました。
格闘家自体は武器が体術のみと、ストーリーを進めていくにつれて使いにくさが目立ち始めるため、ベルセルクとアビリティを習得、皇帝にして陣形を入手した後は後述の忍者に乗り換えることになります。
性能には全く関係ないのですが、2週目で人魚イベントを完遂した際の生贄は格闘家をチョイスしました。
なんか武道一筋で生きてきた人が堕ちてくの面白いかなと思って…。
忍者
腕力+素早さが高く、体術の適正は格闘家以上。
さらにもう一つの得意武器である大剣との属性補完が優れおり(大剣:水風闇、体術:火光(土))、固有アビリティのウィークヒッターを最大限に活かすことができます。
火力役として忍者以上のクラスが見つからず、加入後はクリアまでパーティから外れることはありませんでした。
ルートを工夫すればジェラール時代から仲間にできるくらい加入条件が緩いのも素晴らしい。
術
炎の壁
・火or水系統のダメージを1ターン無効化
攻撃に火or水属性が含まれていれば問答無用でダメージ0にできるため、刺さる敵には滅茶苦茶刺さります。
スキルLvが0でも使用できるのも地味に嬉しいポイント。
術をあまり使用しないキャラにとりあえず持たせておけば、いざ使いたいとなった時に術研究所まで戻る手間を省けます。
入手場所
ステップの中央付近
この辺りからジャンプして宝箱へ
ファイアストーム
・高威力の全体攻撃
・地相をニュートラルに戻す
一週目はどこでどの属性が有効になるか分からないため、地相で回復するボス戦用に最低1体はセットするようにしていました。ダメージはおまけ。
属性を把握した二週目以降はあまり必要ないかもしれません。
入手場所
砂の遺跡
ボス撃破後の宝箱
フラッシュファイア
・高威力の全体攻撃
・確率でスタン
・アンデッド特攻
攻撃術の中では使いやすさが飛び抜けていて、敵が複数の場合はとりあえず「オールウィーク+かく乱作戦」付きのフラッシュファイアでスタンを期待しつつ攻撃していました。
普通に強い以外の感想がない。
入手場所
ハクロ城
〇を進んだ先の大塔2F
レストレーション
・味方全体のHP、状態異常を回復
サガシリーズは伝統的に全体回復のコストが重く、気軽に使用できないのが定番なのですが、連発可能でさらに状態異常回復と破格の性能を持っています。
唯一の欠点は倒れた味方を起こせないこと。
今作は敵の一撃が重く倒れやすいこともあり、ここでバランスを取っていると思うのですが、後述の術と併用すればこのデメリットを大きく軽減することができます。
入手場所
氷の遺跡
ボス撃破後の宝箱
光の壁
・1ターンの間、味方全体の全属性ダメージを半減
どう頑張っても入手が中盤以降になるだけあってシンプルに強力。
特に高威力の全体技を連発してくるボス戦において即全滅するリスクを大幅に軽減することができます。
被弾後にレストレーションで回復していけば、BPが切れるまで全滅することは早々ありません。
難易度オリジナルは
- 中ボス:状態異常
- 七英雄や状態異常無効のボス:光の壁で軽減→レストレーションで回復
を中心に戦えば大体何とかなりました。
入手場所
施設LvMAX時のアバロンの園
アバロンの園の成長には世代を進めていく必要があるため、開発可能になったらすぐ建設しておきましょう。
各武器種や術のざっくり評価
武器
剣
序盤は光属性の十文字斬りが有用。
武器の固有技を合わせて対応できる属性の幅が広いのは良いのですが、中盤以降は火力不足を感じ始めました。
「使用頻度が下がる→武器ランクが上がらない→益々ダメージが物足りなくなる」負のループで徐々にフェードアウト。バチっとハマる使い手が見当たらないのもあったかも。
ただオートパリィに必須なので常に誰かが装備はしていました。
大剣
序盤はこれといった技がなく使用頻度はそこそこだったのですが、技が揃う終盤から急上昇。
最終皇帝、忍者の得意武器なこともあって技ランクが上がりやすく、終盤~クリア後ダンジョンにおけるメイン火力のひとつでした。
最終皇帝の初期装備で強力な武器が手に入るのも追い風。
斧
閃き難度が低いのか高速ナブラを中盤辺りで閃くことができたので、終盤までのメイン火力のひとつとして活躍。
全体気絶技の次元断も有用。スタン後は気絶が必中になるので、「スタン+気絶」が効く雑魚敵やボスのおともの処理に使用していました。
属性付きの技が少なく弱点を突ける範囲が狭いのが欠点。
棍棒
火力は出しにくいのですが、序盤は骨砕きの腕力デバフ、中盤以降はかめごうら割りの物防ダウンが有用。エクステンションのアビリティと合わせるとなお良し。
帝国鍛冶職人でひと通り技を揃えた後は、ホーリーオーダー女や軍師に持たせておいて、やることがない時はとりあえず上記の技を振っていました。
槍
序盤は横一列にスタンを付与できる足払いが有用。フラッシュファイアや足がらめが使えるようになるまではスタン技の主力として使用率が高かったです。
腕力依存、属性が豊富で弱点を突きやすいし、最初からスキルLvが上がった状態で加入するクラスも多いなど、空いた場所にとりあえず入れておける武器でした。
両手武器なので盾が使えないのはマイナスポイント。
小剣
序盤はフェイントや感電衝など、主に状態異常を目的に使用。
中盤は乱れ突き、終盤はファイナルレターと火力役を担えないこともないのですが、ダメージが器用さに依存することもあり、他の武器種との両立が難しいのが難点。
弓
序盤はでたらめ矢が貴重な全体攻撃で雑魚敵の処理に有用。
あとは浮いている弓or風弱点の敵に落鳳破が有効なくらいで、中盤以降は単体への決定打に欠けます。
同じ器用さ依存の小剣と組み合わせたいところですが、両武器とも風属性の技が多く補完性が低いのも悩ましい点。
序盤は頼れるものの、最終的に全武器で最も使用頻度が低かった武器でした。
体術
おそらく最強候補のひとつ。
「ソーモンの指輪+ベルセルク」で狂戦士を無効化しつつ、攻撃力アップの恩恵だけを受ける戦法が強力。
1週目は「運河要塞→龍の穴」の順で進めていたので、「格闘家+ベルセルクによる火力アップからの連携ふみつけ」を活用し、序盤は火力ごり押しで割とサクサク攻略できました。
属性攻撃は少な目ですが、火と光は弱点持ちが多く範囲の狭さはそこまで感じません。
中盤以降は「マシンガンジャブ→クワトラブル→千手観音」と進行ごとに火力技が更新されていくのも良かったです。
術
火
基本術そのものよりも火を含む合成術を使うために使用。
唯一性のあるリヴァイヴァは消費BPが重い上に、全体攻撃を連発するボス戦だと1体復活したところで…なので、終盤は光の壁+レストレーションを優先するようになりました。
水
元気の水は序盤の貴重な状態異常回復。しかし回復しても直後の攻撃で倒れることも多かったです。
ウォーターガンLv2の防御ダウンは有用ですが、かめごうら割り習得後はお役御免。
原作壊れ技筆頭のクイックタイムは敵の行動をスキップする効果が無くなり大幅に弱体化。ラスボス戦である行動の割り込み用に使ったくらい。
火の合成術が強力なこともあって水術を積極的に使う理由が少なく、リメイク版では不遇な印象です。
地
ストーンシャワーは貴重な地属性の全体攻撃。
浮いてない敵には、かく乱作戦付きの足がらめが低コストの全体スタン技として有用。
暇なときは金剛力で火力役を強化することもできたりと腐りにくい上に合成術が強力なものもあり、パーティに最低1体は使い手を入れるようにしていました。
風
ほとんど使った記憶がありません。
射撃攻撃を意識していれば、ミサイルガードはもっと使う場面があったかも?くらい。
ほぼ太陽風、レストレーション、ファイアストームなどの合成術用に育成していた感じ。
光
闇地相の解除を兼ねて、回復は月光を優先してセット。
あとは合成術用。光関連の合成術は強力なものが多かったため、ランク上げは意識的に行うようにしていました。
1週目は冥術の入手に失敗していたので、反対属性を考えずに済んだのも良かったです。
あとがき
とりあえずプレイした範囲で有用だと思ったものをまとめてみました。
クラスや武器種間の優劣はありますが、今作はこれじゃないとクリアできない!というほどの難易度ではないので、気に入ったものを使って自分なりの攻略をしていくのが一番だと思います。
サガってそういった試行錯誤するのが楽しいシリーズでもあるので。
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