【モンハンワイルズ】5700X、RTX4070のPCでベンチマーク、OBTを動かしてみた。フレーム生成は必須か?

2月28日に発売予定のモンスターハンターワイルズ。2月5日に公式ベンチマークが公開され、2月7日からOBT2が開始されました。

私も少し前に換装したPC(CPU:Ryzen 7 5700X、GPU:RTX4070)でベンチマークを測定、OBT2を実際にプレイしてどの辺りまで設定を盛れるのか探ってみました。

目次

検証結果

・フレーム生成OFFだと5700Xは厳しい
・RTX4070はWQHDまでOK
・生成ON+WQHD+高設定あたりが適正

OBT2の段階での結論は大体上記の通り。

製品版で調整される話もあるので、発売後に改善があれば記事を修正します。

ワイルズのベンチマークを実行

モンハンワイルズのベンチマークはSteam上でダウンロード→ライブラリから実行する形になります。

約26GBと結構な容量食い

フレーム生成OFF ベンチ結果

PCを更新した最大の理由がフレーム生成なしでFHD60fpsを目指すだったので、まずはフレーム生成をOFFにしてベンチを実行してみました。

1280×720最低設定

WQHD中設定

FHD中設定

4K中設定

グラフィックの設定を下げてもfpsに大きな変化がないことから、グラボではなくCPUが足を引っ張ってそうです。

ただFHDで平均70fpsは確保できており、とりあえずの目的は果たせそうでひと安心。

…と思っていました、この時は。

レダウ戦で大幅にfpsが低下

ベンチ結果から快適なワイルズライフは間違いなし!とワクワクしながらOBT2に参加。

序盤のストーリーを進めつつモンスターと戦闘をこなしていたのですが、どうも60fpsが出ている気配がありません(雷が発生して負荷が重めなレダウ戦が顕著)。

流石におかしいとゲーム内のfpsを計測したところ、FHD中設定で45~55fps程度しか出ていないことがわかりました。

話がちげえよ…

解像度を1280×720最低設定に変更してもfpsの変化は+数フレーム程度と改善せず。

プレイ中のパフォーマンスを見てもGPUには余裕があるものの、CPU使用率が90%付近で張り付いているし、やはり5700Xでは性能が足りていないようです(メモリもヤバいが…)。

ワイルズのベンチ結果は当てにならない?

レダウ戦におけるfpsの落ち込みを見ると、公式ベンチの平均fpsを鵜呑みにするのは危険だということがわかります。

考えてみれば公式ベンチは「①バーラハーラから少女を救出→②隔ての砂原を走り回る→③キャンプに戻って食事」という流れになっており、モンハンの要とも言える大型モンスターとの戦闘シーンがないんですよね。

単純にPCの性能を計る指標としては使えるかもしれませんが、実際にワイルズを快適にプレイできるかどうかは別と考えた方が良さそうです。

さがまん

ベンチ71fps→戦闘シーン45fpsなので約3~4割減少する計算

製品版で改善したとしても流石に+15fpsは難しそうですし、フレーム生成OFFで60fpsは諦めることにします…

妥協してフレーム生成をONにする

不本意ではありますがフレーム生成(DLSS)を使用。改めてベンチを測定しOBTをプレイしてみます。

フレーム生成ON ベンチ結果

グラフィック設定は中と高であまり差が出なかったので高設定の結果を載せておきます。

FHD高設定

4K高設定

WQHD高設定

FHD高設定は110fps、WQHD高設定でも100fpsを超えており、戦闘中に4割fpsが落ちたとしても60fpsは確保できる数値になりました。

4Kも快適判定ではありますが、先ほどの生成OFFの結果を考えると無理そう。

レダウ戦でも60fps以上を確保

再びレダウ戦で最低fpsを調査。

上記の画像はWQHD高設定時のものですが、最もfpsが低下した場面で74fps、ほとんどの場面で80fps以上と、少なくとも60fpsを切ることはなくなりました。

フレーム生成を前提にするなら5700Xでもプレイできなくはなさそうです。

「WQHD+高設定+フレーム生成ON」がCPU、GPUを80~90%ずつ使えていて最もバランスが良さそうでした。

フレーム生成使用時の入力遅延について

生成OFFと比較するとやはり若干の遅延は感じます(体感で数フレーム程度)。

ただワイルズではキャラクターの動きが全体的にモッサリしていることもあって違和感はほとんど感じません。フレーム回避やジャストガードも普通にできました。

TAをするようなガチプレイヤーでもなければ、フレーム生成を使用することでゲーム体験が大きく損われる心配はないでしょう。

構成は変えず発売日に臨む

目標だったフレーム生成OFFでの60fpsは果たせませんでしたが、生成ONでもプレイに大きな問題はなさそうだったので、製品版もとりあえず今の構成でプレイする予定です。

ワイルズにドハマりして、より良い環境でプレイしたくなったらCPUの更新を考えます(ゲームに強い5700X3Dか、世代ごと更新するならAM5の9700X辺りが候補)。

それにしても公式の奨励環境がフレーム生成を含んでいるせいで、PCを揃える側としてはかなり複雑な環境になってしまっていますね。

現在(2025年2月時点)はRTX4000番台が終売、5000番台は即完売、Radeon系も高騰と、グラボの入手性が非常に悪くなっており、PCの組み時としては最悪の状況になっています。

発売日に間に合わせて快適なプレイ環境を求めるならPS5Proを購入した方が良さそうです。

ワイルズが実質無料になる同梱版のPS5もおすすめ。

フレームレート優先モードなら通常版PS5でもカクつきなく60fpsが可能みたいです。

同梱版のワイルズはダウンロード版なのは注意点。

ワイルズのゲーム内容

最後にOBT2の内容にも軽く触れておきます。

ゲリョス、アシュベルドが追加

新しく狩猟対象にゲリョス、アシュベルドが追加。とりあえず一回ずつ倒して終了。

ゲリョスは毒がしばらく地面に残って面倒でした
アシュベルドは4乙でギリクリア

ワイルズのストーリーはチャアクで進める予定。操作が難しいけど面白いです。

ソロオンラインの実装

OBT2の追加要素で最も嬉しかったのがこれ。何といってもプレイ中に一時停止ができるようになったのが大きいです。

ワールドでは強制的に集会所に放り込まれる仕様のせいか一時停止ができず、着信や宅配便が来た時に困っていたのですが、ワイルズではソロプレイが気軽にできるようになりました。

ちなみにワールドでは全てのアイテムセットにモドリ玉を入れて対策してました。

その他

あとは最近のモンハンでは標準装備になったトレーニングエリア、IDの入力で許可したプレイヤーだけで集まれるプライベートロビーが追加。これに関しては特に言うことはなし。

あまり情報を入れ過ぎると製品版の楽しみが減ってしまう気がするので、OBT2のプレイはそこそこにして発売日を待つ所存。正直に言うとワールド前ほどのワクワクはないんですが発売日が近づくと何だかんだ期待してしまいますね。

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